例題③
コイルと抵抗を含む回路
右の図のように, 内部抵抗が無視できる
起電力Eの電池, 抵抗のない自己インダク
タンスLのコイル, 抵抗値の抵抗がある。
図の矢印の向きの電流I を正,Iの向きの
コイルの起電力を正の向きとして次の問
いに答えよ。
E
S
(1) スイッチSを入れた直後, コイルを流れる電流I, コイルの自己誘導によ
る起電力 V, 抵抗の電圧 V をそれぞれ求めよ。
(2) 十分な時間が経過したときの I,V, V, をそれぞれ求めよ。
指針 (1) スイッチを入れた直後, コイルを流れる電流は0。
(2) 十分な時間が経過し, 一定の電流が流れているときは,コイルの誘導起電力は0。
解 (1) スイッチSを入れた直後のコイルの電流は, 直前と等しいから,I=0
キルヒホッフの第2法則より, E+V=rI| よって、V=-E
p.261 式 (12)
また, オームの法則より, Vr=rl=0/
(2) 十分に時間が経過すると, 4I = 0 となるので,
AI
「V=-L-」 より,V=0
At
p.307式 (6)
r
スイッチ
スイッチ
を入れる
を切る
キルヒホッフの第2法則より,E+V=rI よって, I=
また, オームの法則より, Vr=rl=E
類題3 p.308 図16の回路で,Eは起
電力1.5Vの内部抵抗の無視できる電池
Lは自己インダクタンス 0.30Hのコイ
ル, R と r はそれぞれ抵抗値が20Ωと
20Ωの抵抗とする。 図16の矢印の向
きの電流を正とし, コイルの自己誘導に
よる起電力 V (点aに対する点gの電位),
Io