198 結晶構造の隙間
面心立方格子の原子位置を詳しく調べると, 6個
の原子に囲まれた「正八面体の隙間(図1)」 と4個
の原子に囲まれた 「正四面体の隙間(図2)」の2つ
の空間が存在することが分かる。 イオン結晶や共有
結合結晶の一見複雑に見える結晶においても,この
隙間に原子を加えていくと, 構造を説明することが
芝浦工業大・改
図1
図2
できる。 例えば, 塩化ナトリウムでは塩化物イオン CI が格子を形成し, ①
の隙
間にナトリウムイオン Na+ が位置する。 フッ化カルシウムではカルシウムイオン
Ca2+ が格子を形成し ②
」の隙間にフッ化物イオン Fが位置している。
(1) ①,②にはそれぞれ, 「正四面体」 「正八面体」のどちらがあてはまるか。