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稱
】
C
HO
ミツバチの巣の構成成分の一つとして知られている化合物Aは,炭素,水素,酸素
から成り、元素分析値は重量百分率で炭素 81.0%, 水素 6.3%, 分子量は252である。
化合物Aを水酸化カリウム水溶液で加水分解し、 反応混合物にジエチルエーテルを
加えて分離操作を行い,エーテル層からは化合物Bが得られた。 一方, 水層に希塩酸
を加えると,化合物Cが析出した。
分子式 CH10Oで表される芳香族化合物Bを二クロム酸カリウム K2 Cr207の硫酸酸性
溶液で酸化すると,化合物Dが得られた。 化合物BとDは, ともにヨードホルム反応
を示した。
(
芳香族化合物Cのクロロホルム溶液に臭素溶液を加えると臭素の色が消えた。 また,
化合物Cにはシスートランス異性体が存在することがわかっている。
(1) 化合物Aの分子式を示せ。(原子量: H=1.0, C=12,0=160