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順天堂大―医
次の実験に関する各問いの答えを解答用紙に記入しなさい。
【実験(i)】
2023年度 化学
密度が0.828g/cmのトルエン 30.0mLに0.60X[g] の安息香酸を加えて溶解させたとこ
ろ、一部溶け残りが生じていた。ここに塩基性にした過マンガン酸カリウム水溶液を充分加えて
加熱し反応させたところ、安息香酸の溶け残りはすべて溶解し、かわりに黒色沈殿が生じた。
溶液は2層(上層①と下層①) に分離しており上層①は21.0mLのトルエンのみであった
①を回収し、塩酸を加えたところ白色沈殿が生じたので、 白色沈殿が生じなくなるまでを
加えた後、この沈殿を回収し乾燥させた (沈殿物I)。
【実験(Ⅱ)】
験装置で反応させ,反応後,反応液を室温まで放冷した。 放冷後、 反応液に50.0mLの水と
30.0mLのジエチルエーテルを加えてよくかくはんし、上層を回収した (上層 ②)。 上層②に飽和
【実験(i)】で得られた沈殿物Ⅰに50.0mLのエタノールと5.0mLの濃硫酸を加えて、図1の実
炭酸水素ナトリウム水溶液を30.0mL加えてよく混ぜ, 上層 ③と下層②を分け、下層②に充分
量の塩酸を加え生じた白色沈殿(化合物 A) を回収し、乾燥させたところその質量はX[g] であっ
た。上層 ③には無水塩化カルシウムを加え充分時間を経過させ, ろ過後 ゆっくり加熱しながら
ジエチルエーテルを蒸発させ分留すると化合物 B が得られ, その質量は1.5X [g]であった。
実験中のトルエンの蒸発は無視し, トルエン、安息香酸の水への溶解および温度による溶液の
体積変化はないものとし,分離と回収は100%とする。
温度計
冷却用
ガラス管
沈殿物Ⅰ
+
エタノール
湯浴
+
濃硫酸
沸騰石
CH-OH
図1
ホットプレート