143 弱酸・ 弱塩基の遊離
解答(ア)
2NH4CI+Ca (OH)2
CaCl2+2H2O +2NH3
(イ) CaCO3+2HCI → CaCl2+H2O + CO2
(ウ) 2CH3COONa+H2SO4→ Na2SO4+ 2CH3COOH
解説 塩を構成するもとの酸と塩基の強弱と、作用させる酸と塩基の強弱を考
える。一般に, 弱酸の塩に強酸を加えると弱酸が遊離し (弱酸の遊離), 弱塩基の
塩に強塩基を加えると弱塩基が遊離する (弱塩基の遊離)。
|スッキリ整理 弱酸・弱塩基の遊離
弱酸の遊離・・・弱酸からできた塩に強酸を加えると, 弱酸が遊離する。
弱酸の塩+強酸 強酸の塩+弱酸
弱塩基の遊離・・・弱塩基からできた塩に強塩基を加えると, 弱塩基が遊離する。
弱塩基の塩+強塩基 強塩基の塩+弱塩基
(ア) NH4CI(弱塩基の塩) +Ca (OH)2 (強塩基) NH3 (弱塩基) が遊離
(イ) CaCO3 (弱酸の塩) +HCI (強酸) H2CO3 (弱酸)が遊離
炭酸分子 H2CO3 は,不安定であり,水溶液中でのみわずかに存在する。 この
反応では,気体のCO2が発生しており,H2CO3ではなく, H2O + CO2 と表す。
(ウ) CH3COONa (弱酸の塩)+H2SO4 (強酸)CH3COOH(弱酸)が遊離