となることか
C 中和滴定の終点の決定には酸塩基指示薬が用いられる。 酸塩基指示薬は,それ自体が酸ま
たは塩基としてはたらき, 酸型と塩基型で色調が異なる有機色素である。 いま、指示薬Xが
1価の弱塩基であり,次式の平衡によって色調の変化を生じるとする。
塩基型
X + H2O → XH+ + OH
酸型
指示薬 X の塩基解離定数 K は次式で与えられる。
A
Kb
[XH+][OH] 本橋 \lo 08.0
Join OS.0)
=
[X]
溶液中で指示薬の酸型または塩基型のどちらか一方の濃度が他方の濃度の10倍以上になっ
たときに変色が完全に起こったと目視で判別できるものとすると, 指示薬の変色域のpH 範囲
は指示薬の K, と± (プラスマイナス) とを用いた式で コと表される。
00図1(a)の水酸化ナトリウムによる酢酸の滴定では, 滴定率 0.99~1.01 において pH の値
がサシ の範囲で変化する。 したがって,このpH範囲内で変色する種々の指示
薬を用いて, 滴定終点の水酸化ナトリウム添加量を当量点P に対して ±1%以内の誤差で決定
することができる。これに対して、 図1(b)のアンモニアによる酢酸の滴定では,当量点 Qの
前後のpH 変化量が小さいため, 使用できる指示薬が限られることがわかる。