体細胞の感度は上がる。
●明順応と暗順応 暗いところから明るいところへ急に出ると, まぶしくてものが見
えにくい。これは,暗所で蓄積された桿体細胞内のロドプシンが一斉に構造変化を起
こして,細胞が過度に反応するために起こる。 ロドプシンが減少すると, 桿体細胞の
感度が低下してまぶしくなくなり, 錐体細胞の働きによって見えるようになる。 この20
めいじゅんのう
ような現象を明順応という。
light adaptation
一方, 明るいところから暗いと
ころに入ると,最初はものがよく
見えないが, しばらくすると見え
るようになる。 これは暗所で錐体
細胞の感度がある程度上がること
と, 桿体細胞のロドプシンが蓄積
されて感度が飛躍的に上昇するこ
とによって,弱い光でも受容でき
105
錐体細胞の感度が
上がる領域
104
光の強さ(相対値)
感知できる最小限の
25
桿体細胞の感度が
上がる領域
101
10
0
10
20
30
40
50
るようになるからである。 このよ
あんじゅんのう
うな現象を暗順応という(図25)
dark adaptation
暗所中での時間(分)
図25 暗順応