SSOS
解答番号
31
第1問 次の文章を読み, 下の問い (問1~3)に答えよ。(配点 11)
(a)異なる種の生物どうしが, 相互に影響をおよぼし合いながら適応的に進化す
る場合が知られている。例えば,ある種のランは花にある細い管(距)の奥に蜜をた
めており,スズメガはこのランの蜜を吸うための長い口器をもっている。スズメガ
が距に口器を入れて蜜を吸う際に, 距の入り口付近にあるランの花粉がスズメガの
頭部などに付着するので, スズメガによって花粉が他個体に運ばれて受粉が起こり,
受精が成立する。このとき両者はより多くの利益を得るために, (b)=
長くする方向に,スズメガは口器を長くする方向にそれぞれ進化してきた。
ランは距を細
特定の生物が受粉に関与する関係は, サクラソウとトラマルハナバチ(以後,ハ
チと呼ぶ)の間でもみられる。次の図1は, サクラソウの花とハチを同じ縮尺で模
式的に示したものである。サクラソウには二つの型の花が知られており, 一つは雌
ずいが長く,菊が低い位置にある長花柱花で,他の一つは雌ずいが短く, 菊が高い
位置にある短花柱花である。
(c)サクラソウは個体ごとにどちらの型の花をつける
かが決まっており, 特定の型の花をつける個体間でのみ受精が成立する。
雌ずい
紡一
口器
蜜のある場所
長花柱花
短花柱花
トラマルハナバチ
図 1