思
かにも日本的だ。
「世間」という言葉がある。 これを英語に訳すと world (ワールド)になるが、
「世界」と「世間」はちょっと違う。「社会」とも似ているが、受ける感じは
どいたけお
やはり違う。土居健郎氏の『甘えの構造』によると、日本人の生活は一番内
側に身内の世界があり、これは遠慮がいらない。その外側に世間があり、そ
こでは 心遣いをすべきである。そしてその外側にまったく遠慮のい
らない他人の世界があると考えられてきたのだそうだ。
日本人にとって「常識」が大切になるのは、この「世間」の世界であ
ここでは身内の世界で学んだ「常識」がいろいろな形で試されることになる。
「世間さまに笑われる」とか、「世間に出て恥をかく」というような言葉は