生物基
問6 ヘモグロビンは, 2種類のポリペプチド (α鎖とβ鎖)からなる。 図2に示
すように, ヘモグロビン β 鎖のN端にグルコースが結合したものを HbA1c
と呼び,血液中の HbA1cの濃度は糖尿病の診断に用いられている。血液中
の HbA1c 濃度を測定する方法の一つに,HbA1c に対する抗体(抗 HbAlc
抗体)を用いる免疫法がある。免疫法の手順1~3を以下に示す。
手順1試験管にヒトの血液を入れ, 十分な量の抗 HbA1c 抗体を加えて反
応させる。
手順2 手順1の反応が終了した試験管に,HbA1c と結合していない抗
HbA1c 抗体と特異的に結合する物質Zを加えて, 複合体を形成させる。
手順3 手順2の反応が終了した試験管に波長340nmの光を照射し,吸光
度を測定する。 ただし, 形成された抗HbA1c 抗体と物質 Zの複合体の量
が多いほど, 340nmの光を吸収しやすくなり吸光度が大きくなることが
分かっている。
N端
ヘモグロビン β鎖
<グルコース>バリンヒスチジン ロイシン】 (略) 【ヒスチジン リシンチロシン ヒスチジン
領域 I
領域 ⅡI
図2