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33 仮説検定の考え方
POINT
081
仮説検定
実際の調査を行う場合、 調べたい集団から一部を抜き出して, そのデータから集団全体の状況を
推測することがある。 このとき,得られたデータをもとに,ある主張が正しいかどうかを判断す
る手法を仮説検定という。
例題20 仮説検定
ベッドメーカーが,すでに販売しているマットレスAを改良して新製品 B を開発した。 無作為に選
35人に2つのマットレス A,Bを使ってもらい, どちらが寝心地がよいと感じるかを回答し
てもらったところ,25人がBと回答した。 この回答のデータから,
[1] B の方が寝心地がよいと評価される
と判断してよいか。 仮説検定の考え方を用い, 基準となる確率を0.05 として考察せよ。 ただし, 公
正なコインを35回投げて表の出た回数を記録する実験を200セット行ったところ次の表のように
なったとし,この結果を用いよ。
1
2 3
表の回数 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 計
度数
3
6
11 15 21 30 32 24 18 12 10
7
3
1485
1
2
1200
考え方
どちらの回答も全くの偶然で起こるという仮定を立てて, コイン投げの実験結果から表が25回以上出る
場合の相対度数を調べる。
解答 主張 [1] が正しいと判断してよいかを考察するため, 次の仮定を立てる。
[2] どちらの回答も全くの偶然で起こる
コイン投げの実験結果を利用すると, 表が25回以上出る場合の相対度数は
3+1+1
200
5
200
-=0.025
842
応用
これは0.05より小さいから, [2] の仮定が正しくなかったと考えられる。
よって, [1] の主張は正しい, つまりBの方が寝心地がよいと評価されると判断してよい。
284 上の例題の調査で,35人中 24人が
Bと回答したとする。 主張 [1] が正しい
と判断できるか, 基準となる確率を0.05
として考察せ
500050
17
[
285 上の例題の調査で、 35人中 23人が
Bと回答したとする。 主張 [1] が正しいVol
と判断できるか,基準となる確率を0.05
4)24回以上ムは200セットのうち8セットであり、(表23回)×300セットのうら14セット
136
相対度数は200=0.04
これは、0.05より小さいので、主張[2]は
否定できる。
よって、Bの方が寝心地がよいと評価される
と判断できる。
であり、相対度数は500=0.07
これは、0.05より大きいので
200
主張は否定できない。
よって、Bの方が寝心地がよいと
評価されるとは判断できない。
[