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字程
ウス
異
語
体温調節
鳥や哺乳類などの恒温動物では、環境の変化に関係なく体温は一定の範囲に保たれて
皮膚や血液の温度が変化すると、視床下部の体温調節中枢が感知し、交感神経の
働きにより、皮膚の血管を収縮させるなどして体温が調節される。
いる。
また、さまざまなホルモンの作用により肝臓や筋肉などで物質の分解が促進され、それ
に伴って熱が発生する。 例えば,甲状腺から分泌されるチロキシンは、筋肉での物質の分
される。放出ホルモンは脳下垂体前葉に作用し, 甲状腺刺激ホルモンの分泌を(①)す
る。この甲状腺刺激ホルモンは,甲状腺に作用し,チロキシンの分泌を(2)する。 分
されたチロキシンは標的細胞に作用し代謝を ( 3 ) するが,同時に、視床下部と脳下
を促進する。チロキシンが体内で不足すると視床下部で感知され、放出ホルモンが分泌
垂体前葉のホルモンの分泌を( 4 )する。
ると、血液中のチロキシン濃度が低下する。 視床下部, 脳下垂体前葉, 甲状腺のいずれか
視床下部や脳下垂体前葉, 甲状腺からの上記ホルモンの分泌量低下などの障害が起こ
で生じた,ホルモン分泌量低下の障害により、血液中のチロキシン濃度が低くなった
マウスを用意し、以下の実験1と2を行い、その結果を表1にまとめた。
与しても、血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度は,投与前と投与後で変わらない(表1)。
実験1:血液中の甲状腺刺激ホルモンの濃度を測定し, 正常なマウスと比較した。
なお,複雑な機構により, 実験2において甲状腺に障害があるマウスに放出ホルモンを
実験2: 放出ホルモンを投与し,投与後の甲状腺刺激ホルモンの濃度を投与前と比較
した。
表1 実験12における血液中の甲状腺刺激ホルモン濃度の比較
障害の部位
実験1
実験 2
視床下部 脳下垂体前葉 甲状腺
低い
A
B
D
変わらない
第部
1 下線部(a)について,血管の変化以外で,皮膚において,(1)低温時に体温を保持する
しくみ, (2) 高温時に体温を低下させるしくみをそれぞれ10字以内で述べよ。
問2 文中の空欄( 1 ) ~ ( 4 ) に 「促進」または「抑制」を入れよ。
問3 下線部(b)について, 作られた甲状腺刺激ホルモンの分泌障害以外で,血液中のチロ
キシン濃度を低下させる脳下垂体前葉の障害として考えられるものを20字程度で述べよ。
問4 実験1,2について,表1のA~Dに当てはまる, 血液中の甲状腺刺激ホルモン濃
度の変化として適切なものを以下の(ア)~(ウ)からそれぞれ1つずつ選べ。
(ア)高い (イ)低い (ウ)変わらない
(20 奈良県立医科大・改)