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[参考] 例題12 酸素の運搬
計算
計算
計算
図は,ヒトのヘモグロビンが酸素と結合する割合を
示した酸素解離曲線である。ただし,肺胞での酸素濃
度(相対値)は100, 二酸化炭素濃度(相対値) は 40 と
する。また,ある組織での酸素濃度は 30,二酸化炭
素濃度は 70 とする。 以下の問いに答えよ。
(1)肺胞および組織における酸素ヘモグロビンの割合
(%)を答えよ。
(2)全ヘモグロビンのうち, 組織で酸素を解離するへ
モグロビンの割合(%) を答えよ。
(3)肺胞で酸素と結合したヘモグロビンのうち, 組織
酸素ヘモグロビンの割合(%)
100
90
・CO2濃度
80 40
70
60
-CO2濃度
70
50
40
30
20
10
20 40 60 80 100
酸素濃度(相対値)
で酸素を解離するヘモグロビンの割合は何%か。 整数値で答えよ。
(4) 血液 100 mL中のすべてのヘモグロビンが酸素と結合したとき,20mL の酸素と結
合できるとすると,1Lの血液は何mLの酸素を組織に与えることができるか。整数
値で答えよ。
(20 麻布大改)
解説 二酸化炭素濃度が高いとヘモグロビンは酸素と結合しにくくなるため, 酸素解離曲線は
右にずれる。
(1)肺胞は左,組織は右のグラフでそれぞれ酸素濃度100と30のときの値を読む。
(2) 肺胞と組織の酸素ヘモグロビンの割合の差を求める。 95-30=65(%)
(3) 肺胞での酸素ヘモグロビンの割合 (95%) に対する組織で酸素を解離するヘモグロビンの割
65
合(65%)から求める。
×100=68.4...≒68(%)
95
(4)100mLの血液が最大20mL の酸素と結合できるから, 1000mL=1Lの血液は,最大
200mLの酸素と結合することができる。このうち,(2)より, 全ヘモグロビンのうち, 65%
のヘモグロビンが組織で酸素を解離し、組織に酸素を与える。
65
よって、 200× -=130〔mL]
100
別解 1Lの血液は最大200mLの酸素と結合することができる。 しかし, 肺胞では,全ヘモ
グロビンのうち酸素と結合するヘモグロビンは95%である。 よって、 実際には, 200×
95
=190〔mL] の酸素が1Lの血液と結合する。
100
(3)より,このうち 68.4...%のヘモグロビンが酸素を組織で解離する。
68.4
!よって,
190x
100
=129.9≒130〔mL〕
(1) 肺胞 : 95% 組織 : 30% (2) 65% (3)68% (4) 130mL