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口語訳
唐衣を着ているとなれてくる、そん
日次の和歌の中には、ある花の名前が隠れているよ。どこに何が隠れているか探し
が(都に)いるので、はるばるとやって
てみよう
じみと思うことである。
唐衣 きつつなれにしつましあれば一
はるばるきぬる旅をしぞ思ふ
(1)唐衣……中国風の衣服。
(なれ……唐衣が着なれて柔らかく
むの意
【吸】
(H
口語訳
【ヒントこの歌の前書き(詞書)を見ると、次のようにあります。
東国の方へ友達一人二人を誘って出
あづまの方へ、友とする人ひとりふたりいざなひて行きけり。三河の国八橋と
の八橋という所に来てみると、その川
いふ所に至れりけるに、その川のほとりに、かきつばたいとおもしろく咲けりけ
つばたがたいそう美しく咲いていたの
に(馬から)降りて座って、「かきつばた
るを見て、木のかげにおりゐて、かきつばたといふ五文字を句のかしらにすゑて、
歌の各句の頭に置いて、旅の気持ちを計
旅の心をよまんとてよめる。
んだ(歌)
S
このような技法を使った和歌を折り旬といいます。平安貴族たちの遊び心が垣間見」
られるような気がしませんか。また、ストレートにものを言うことをあまり好まなかっ
た貴族たちの「みやび」心が、こんな所からもうかがえます。きらに、形を変えるとこ
ますね。
の技法は、忍者やスパイの暗号としても使われます。
なかなか酒落て
次は「物の名」という遊びだよ。題の言葉がどこに隠れているか探し、○で囲もう
S
口語訳
山が高いので、いつも強い風が吹く
満開になって咲き匂わないうちに散って
へSに
山高み つねにあらしの ぶくさとは にほひもあへず 花ぞ散りける
次の短歌の中には鳥の名が隠れているよ。さあ、探してみよう
副ロ
いつもならやって来るはずの時節が過
ろうか。待ちわびて聞こえてきた鳴き声
来べきほどとぎすぎぬれや 待ちわびて 鳴くなる声の人をとよむる
【時】
せるのは
「H
4
また、このほかに、掛詞(懸詞)という技法もあります。これは同じ音を利用したもの
かけことは
ロ語訳
秋の野で人を待っていると、松虫の声
私を(待っているの)かと訪ねに行こう
です。
秋の野に八まつ虫の
〈挑戦〉折り句を作つてみよう
声すなり
我かと行きて
いざ訪はむ
「まつという部分が「人を待つ」
と「松虫」とを兼ねているので、「秋
の野で人を待っていると、松虫(現
解読にチャレンジ
在の鈴虫)の声がする」という訳に
〇〇
なります。つまり
し)い)あ