筆洗
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「オリンピックの身代金」の
作家奥田英朗さんがテレビドラ
マについてこんなことを書いて
いた。「つらい時代だな、と中
年になったわたしは思う。今の
若者は誰に救われるのだろう。わたし
には山田太一がいた。陰気臭くても、
山田さRのドラマが 「それでいいじゃ
ないか」と言ってくれた」 ▼ 「岸辺の
アルバム」(一九七七年)、「想い出
くS」(<一年)、「ふぞろいの林
檎たち」(八三年) など山田さんのド
ラマを制作したテレビブロデューサー
の大山勝美さんが先週、亡くなった
作品名にしみじみとする人も大勢いる
か奥田さんがいう通り、大山·山田
作品は決して陽気ではない。扱ってい
るテーマは家族の崩壊であり、適齢期
を過ぎた女性群像、冴えない大学生の
日常と、派手さはない「つまらない
人間のつまらない日常をいかにリアル
に描くか」。「人生は哀しい。泣きた
くなる。その機徴をリアル」に描きた
い。大山さんはこう書いている。 その
手法が共感を呼んだ引き合いに今の
ドラマを批判するのは公平ではない。
日常の陰気臭さを嫌がるのは視聴率で
あり、とりもなおさず現在の日本人で
あるマ時代自体が悲しく、陰気なせい
か。陽気で悩みのない主人公、突拍子
もない犯罪ドラマが人気と聞くが、そ
れが浮世の憂さを忘れる「救い」にな
っているとすれば、確かに「つらい時
代」かもしれない。
要約力養成ギブス皿
『筆洗』を読む
+月十六日
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と言ってくれた。
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N014.10.16