第1章
物質量と化学反応式
例題 6 化学反応の量的関係 ②
例題解説
カルシウム 4.0g に水 7.2g を加えると,水酸化カルシウムと水素が生じ
る。 次の問いに答えよ。
(H = 1.0, O=16,Ca=40)
(1) 発生する水素の体積は標準状態で何Lか。
(2) 反応せずに残る物質は何か。 また, その質量は何gか。
解 指針 2種類の反応物の量が与えられた場合,過不足なく反応するとは限らないので,
次のように解く。 1 反応式を書く。 ② 「反応前」 「変化量」 「反応後」 の物質量を反
応式の下に書く。 3反応後の各物質の物質量を求められている量に変換する。
反応前のCa (式量40) とH2O (分子量18)の物質量は,
Ca:
4.0g
40g/mol
= 0.10mol
7.2g
H2O :
= 0.40 mol
18g/mol
この反応の化学反応式と各物質の量的関係は次のようになる。
(化学反応式) Ca + 2H2O
→
Ca (OH)2 + H2
(反応前)
0.10mol
0.40 mol
0
mol
0 mol
(変化量)
-0.10 mol
-0.20 mol
+0.10mol
(反応後)
0 mol
0.20mol
0.10mol
(1) 水素 H2 は 0.10mol 発生する。 標準状態における体積は,
22.4L/mol × 0.10mol = 2.24L ≒ 2.2L
(2) 反応せずに残る物質は水H2O。 その質量は,
18g/molx 0.20mol = 3.6g
gl
+0.10mol
0.10mol
答 2.2L
答 水, 3.6g