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50
より上側では、
第Ⅲ編 実践演習
実践例題 ⑥ギャップ更新
極相の状態にあり、 種aが優占する森林に、 図1のようなギャップがみられた。 種a が林冠で
優占する場所AとギャップB、Cに、 10m×10mの調査区を設け、 高さ別の個体数を調べた(図
2)。また、A~Cにおいて、面積1m²、深さ10cmの表層
土壌中の種bの種子数を調べたところ、表のようになった。
ギャップCができた後にギャップBができ、 これらはほぼ
同じ面積で比較的大きく、強い光が森林内に入る環境であ
るとして、以下の各問いに答えよ。
100m当たりの個体数
1種 □種b 種C
B
ギャップ
林冠
図1 調査した森林(□は調査区)
0
0~1 1~5 5~10 10~20
高さ(m)
1~5 5~10 10~20
高さ(m)
図2 調査区A~Cに生育する種 a ~cの高さ別の個体数
問1 図2の結果から読み取れることと
して、適当なものを次の①~⑤のうち
から2つ選べ。
0~1
0~1 1~5 5~10 10~20
高さ(m)
表 表層土壌中に存在する種bの種子数
調査区
A
B
C
① 種bの個体が生育する場所では、種
土壌中の種bの種子数
10
150
10
(面積1m² 深さ10cm当たり)
cは生育できない。
②種cの個体が最も高くなっても、 種b は生育し続ける。
③ 種a が林冠で優占するようになると、種bはみられなくなる。
種aが林冠で優占するようになると、 種bが進入する。
⑤種a が林冠で優占するようになっても、 種cは生育し続ける。
問2 図2と表から、種bの記述として最も適当なものを次の①~④のうちから1つ選べ。
① 種bの種子は、 種aが林冠で優占する場所には存在せず、ギャップができた後でそこに運
ばれてきたが、発芽または発芽後の成長ができなかった。
②種bの種子は、 種a が林冠で優占する場所には存在せず、ギャップができた後でそこに運
ばれてきて発芽し、 その後成長を続けた。
③種bの種子は、ギャップができる前から種aが林冠で優占する場所に存在したが、そこで
発芽または発芽後の成長ができなかった
④種bの種子は、ギャップができる前から種aが林冠で優占する場所に存在し、 そこで発芽
し、成長を続けていた。
で
問3 図2と表から判断できることとして、最も適当なものを次の①~⑤のうちから2つ選べ。
①種aは、ギャップのような強い光が当たる場所では生育できない。 国人
②種bは、ギャップのような強い光が当たる場所では、種acより成長が速い。
③ cは種bより成長が遅いが、やがて種bより高くなり、その後種bはみられなくなる。
④ ギャップができた初期の段階から、種aが種b、cの成長を抑えて生育する。
⑤ギャップができた後、遷移が進むと、種cが優占する森林として極相に達する。乗り自め]
13. 山形大改題)
解答
問1③⑤
23
英語コミュニ
ケーションⅡ
必携英単語LEAP
<多読教材> New Rays il
Listening Essentials 2
Unit 17~ Unit 20
単語番号201~550
アースライズ英語総合演習(深緑)
p.56-p.79
p.344-p.469, p.492-605
630.83p.95
解法
①
層の0~1mに種cが生育しているので誤りである。
調査区Bのグラフをみると、高さ1~5mに種bが生育しており、その下
3 ② ③ ② 誤 図2の調査区Cでは、種cが最も高い(5~10m)。 このとき種bはまった
くみられないので、誤りである。
③正図2の調査区Aでは、 種aが林冠 (10~20m: 調査区Aで最も高い層)を優
占しており、このとき、種bはまったくみられないので、正しい。
④図2の調査区Aでは、種aが林冠を優占している。このとき、最下層の0
~1mに種b はみられず、 進入しているとはいえないので、誤りである。
⑤正図2の調査区Aでは、種aが林冠を優占している。このとき、 種cは0~
5mに生育しているので、正しい。
問2 ① 誤表から、 種aが林冠で優占する調査区Aにも、 種bの種子は比較的少ない
が存在しているので、誤りである。
とき
②
種aが林冠で優占する調査区Aにも種bの種子は存在している。
誤表から、
はる
(1)(マーカー引いてい
また、種bは図2の調査区B (ギャップBは後からできたことから、 ギャツ
プ形成後の遷移の段階として、調査区Cよりも初期にある)で1~5mに生
育がみられるが、調査区Cではまったくみられない。 したがって、種bはギ
ャップ形成後いったん生育するが、その後成長はできないと考えられるので、
誤りである。
テノート うめるだけ
③ 正表から、種aが林冠で優占する調査区Aにも種bの種子は存在している。
また、図2の調査区Aのグラフから、 種b の生育はみられず、 発芽または発
芽後の成長ができなかったと考えられるので、正しい。
1はテストでる
-213, 216, 217
~125 調理の記録
④図2の調査区Aのグラフから、 種b の生育はみられず、 発芽または発芽後
の成長ができなかったと考えられるので誤りである。
第Ⅲ編
問3 ① 誤図2の調査区Bでは0~1mに、 また、 調査区Cでも0~5mに種aがみ
られる。したがって、 ギャップのような強い光が当たる場所でも種aは発芽
し、その後、幼木へと成長していると考えられるので誤りである。
実
②正図2の調査区Bでは、 種aと種cは0~1mにしかみられないが、 種bは
1~5mにみられる。 したがって、 ギャップのような強い光が当たる場所で
は種bは種a、 cより成長が速いと考えられるので、正しい。
③正図2の調査区Bでは、 種cは0~1mでみられ、 種bは1~5mでみられ
ることから、種cは種bより成長が遅い。 一方、調査区Bより遷移が進んで
いる調査区Cでは、種cは5~10mまで達し、 種bはまったくみられない。
したがって、 種cは種bより成長が遅いが、 やがて種bより高くなり、 その
種b はみられなくなると考えられるので、正しい。
④ 誤 ギャップ形成後の遷移の初期段階にあると考えられる調査区Bでは、 図2
より、 種aは0~1m、 種bは1~5mにみられる。 したがって、 種aより
も種bの成長の方が速いと考えられるので、誤りである。
⑤調査区Aでは、 種cが生育するなかでも種aが林冠(10~20m) を優占して
いる。このことから、調査区Cは遷移の途中段階であり、0~5mにみられ
る種aがやがて成長し、 優占すると考えられるので、誤りである。
第Ⅲ編 生物の多様性と生態系 61