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例題 10
Earlier studies suggested that the link was proved. More
recent research suggests that the damage is more subtle.
Teenagers do not see a murder on TV and feel encouraged
to knife someone as a direct result.
(筆者注) the link (1行目) テレビの映像に映る暴力が実生活での暴力を
誘発するかどうかという関係
読解プロセス
<明治大〉
長文の途中からの抜粋ですので, the link に (注) をつけておきました。
文章全体を見せるべきではあるのですが,文の構造をつかむ練習の最大
効率を優先して前後は割愛しました。
第1文, 第2文続けて,
Earlier studies suggested [that the link was proved].
More recent research suggests [that the damage is more subtle].
こうして,二つの文を並列してみると, 「以前の研究では~」 「より最
は対比される内容なのだろう
近の研究では〜」となっており, that ~
と考えられます。 すると, 第1文, the link was proved 「その関係は証
明されている」というのは,第2 文, the damage is more subtle 「そ
の害はより微妙である」 とあわせて考えると「その関係 (TV の害)が存
在することが証明されている」ということだとわかります。 文相互の関
係にも目を向けてみましょう。 (訳せるけれども意味がつかめないという
ような感じの場合は特に有効です)
第3文,
Teenagers do not see a murder on TV and feel encouraged to
knife someone as a direct result.
1. (do not see ~) and (feel ~ )
do not (see ~ and feel ~
上記の二つの構文のとりかたが可能で、まったく文意がちがってきます。
この文は,第2のサポートになるはずで、TVを見てその害が微妙で
一文にあ
あることについて述べているわけですから, 1. 「TVで殺人を見ない」
はずがないのです。ですから2のように考えなければいけません。feel
encouraged to knife someone のところは, feel は be と同様の2文型
動詞として使われていて, be encouraged to ~「~する気を起こさせ
~ する気になる」, すると knife はこの場合他動詞で使われて
いることに気づくはずです。 knife=ナイフ (名詞) と決め込まないで,
文の中で品詞を判断できるようになってください。
られる,
~
訳例
以前の研究ではその関係は明らかであるとされていた。 (しかし)最近
の研究によるとその害はもっと微妙である。 (例えば) 十代の若者がテレ
ビで殺人を見てその直接的結果として誰かをナイフで刺したくなるという
ことはないのだ。
本番チェック―ここが問われた―
下線部(Teenagers 〜 result. の1文) を和訳せよ。
<参考>
not の作用域
1. She did not (come home) / because it was raining.
2. She did not (come home/because it was raining.)
not がどこまで射程をもつかは要注意です。 (文脈で判断すること)
1. 彼女は雨が降っていたから帰ってこなかった。
2. 彼女は雨が降っているから帰ってきたというわけではない。
彼女が帰ってきたのは雨が降っていたからではない。