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406 第3編 物質の変化
19 各極の電気分解反応
11 陰極での反応
第4章 酸化還元
陰極へは電源の負極から電子が流れ込むので,水溶液中の物質が電子を受け取る
反応がおこる。 このとき, 最も還元されやすい物質 (分子やイオン)から還元される。
たとえば,Ag+, Cu2+, Ni2+ を含む混合水溶液を電気分解したとき,イオン化傾向に
Ni>Cu>Ag の順なので,まず最もイオン化傾向の小さなAg* が還元されてAgが析出
し,次に Cu2+が還元されて Cuが析出し, 最後に Ni2+が還元されて Ni が析出する。
一般に,陰極での反応をまとめると次のようになる。
Ag+ や Cu2+のようなイオン化傾向の小さな金属イオンは還元されやすく, 金
の単体(Ag や Cu) が析出する。
Ag+ + e
Ag
Cu2+ + 2e__
←
Cu
Lit, K+, Ca2+, Nat, Mg2+, AI3+ のようなイオン化傾向の大きな金属イオンは
還元されにくく, 代わりに溶媒の水分子が還元されて H2 を発生する。
2H2O + 2e → H2 + 20H¯
ただし,酸の水溶液の場合、多量にあるH+が還元されて H2 を発生する。
2H+ + 2e
H2
2 B
陽木
酸化.
る。