(東京大)
178 大腸菌の遺伝子組換え実験 あるタンパク質G を指定している遺伝子gを,
lacZ 遺伝子を欠いた大腸菌に導入する実験を次のように計画した。 用いた大腸菌は
アンピシリン耐性遺伝子とカナマイシン耐性遺伝子を発現しない限り, 抗生物質アン
ピシリンと抗生物質カナマイシンに感受性を示す。
① PCRにより遺伝子を増幅する。 このとき, 増幅された遺伝子の両末端には,
タンパク質 X1 とタンパク質 X2で切断される配列を導入する。 ただし, タンパ
ク質 X1 X2が認識する配列は完全に異なり, 遺伝子の内部にはタンパク質
X1 と X2 が認識する配列はないものとする。
② PCRで増幅された DNA をタンパク質 X1 X2 で切断する。
(3)
ベクタープラスミドをタンパク質 X1 および X2で切断する。 ここで使用するべ
クタープラスミドは,アンピシリン耐性遺伝子とlacZ 遺伝子をもつ。 タンパク
人質 X1 X2はベクタープラスミド上ではlacZ 遺伝子の内部の配列だけを1か所
ずつ切断する。 X1 X2 の切断後は,アンピシリン耐性遺伝子をもつ方の DNA
断片を用いる。