[いたつきてゆめみなやみし]
いたつきてゆめみなやみし、
(冬なりき)誰ともしらず、
そのかみの高麗の軍楽、
うち鼓して過ぎれるありき。
その線の工事了りて、
あるものはみちにさらばひ、
あるものは火をはなつてふ、
かくてまた冬はきたりぬ。
(宮沢賢治「文語詩稿 五十篇」より引用)
文語詩は上の詩のような、古典的、伝統的な言葉遣いで書かれたものです。それも話し言葉ではなく書き言葉で。
口語詩は現代語で書かれた詩です。こちらは基本的に話し言葉です。
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
(谷川俊太郎『二十億光年の孤独』より引用)