参考までに☺ Wikibooks 中学校国語 古文/おくのほそ道 より
歴史知識
源頼朝と対立した源義経は、奥州へと逃げのび、藤原秀衡に保護された。だが、秀衡の子の泰衡(やすひら)は、義経を攻め滅ぼした。高館は、そのときの戦場になった。
解説など
芭蕉は、自然の雄大さと、人間の儚さ(はかなさ)とを、対比させ、無常観を表現している。しかし人の世が儚いからといって、けっして人を見下しているわけではなく、儚いながらも、せいいっぱい生きようとすることに人の意義を見出している。
解釈
川の流れという自然現象だけでなく、歴史を掛けていると思われる。
夏草(なつくさ)や 兵(つわもの)どもが 夢(ゆめ)の跡(あと)
その昔、ここ(平泉)では、源義経(よしつね)の一行や藤原兼房(ふじわらのかねふさ)らが、功名を夢見て、敵とあらそっていたが、その名も今では歴史のかなたへと消え去り、ひと時の夢となってしまった。いまや、ただ夏草が生い茂る(おいしげる)ばかりである。 (季語は「夏草」。季節は夏。)