問3 次の図5は,様々な期間における世界と日本の降水量の最大値を示したもの
であり,凡例FとGの観測点は,図1中に示したチェラプンジとレユニオン島
のいずれかである。 また, 後のサとシは、チェラプンジまたはレユニオン島で
見られる降水の特徴について述べた文である。 チェラプンジに該当する凡例と
文との正しい組合せを後の①~④のうちから一つ選べ。
11
(mm)
100,000
降水量
10,000
1,000
OF
100
■■
▽G
日本
□その他
1分
10分 1時間 6時間 1日
5日
1月 3月 1年
10
10°
10¹
102
103
104
--|| .|
105
10°(分)
期間
『自然地理学概論』により作成。
図 5
-15-
北大東島は、崖の記号に取り囲まれた島の中央部
が低くなっており 湿地も分布する様子が読み取れ
る。 臼のような断面をもつ特徴的な地形は,環礁が
隆起して形成されたもので, 石灰岩質の土壌に覆わ
れている島内には, カルスト地形であるドリーネな
どのおう地も見られる。
① 誤文。 日本列島の周辺には, 海洋プレートの沈
み込みに起因する火山は分布しているが, 目立った
ホットスポットの存在は知られていない。 また, 北
大東島は一面に畑が広がり, 溶岩が噴出した痕跡も
見られない。
②誤文。 北大東島は, 海洋プレート上に位置して
いることから,大陸から分離した島であるとは考え
られない。
③ 誤文。沖縄本島を含む南西諸島は、大陸プレー
ト (ユーラシアプレート) 上に誕生したが, 北大東
島は海洋プレート(フィリピン海プレート) 上に位
置する。 さらに島の中央部は低地になっている。
問2 10 ③
まず, b地点とc地点の周辺に広がる平野の特徴
について確認する。 セーヌ川が流れるフランス北部
には,ケスタ地形で知られる構造平野のパリ盆地が
分布する。 構造平野は、安定陸塊の卓状地が長期間
にわたる侵食を受けて形成された平野であるので
b付近の特徴について述べた文は力である。 一方,
チベット高原を源流とするメコン川は, 土砂の運搬
量が多く, 中・下流に沖積平野を形成しており,河
口付近には大規模な三角州が発達している。 よって,
c付近の特徴について述べた文はキである。
河川の氾濫に伴って土砂が堆積して形成された沖
積平野では、必然的に河床と周囲に広がる平野との
標高差は小さく, 流路が堤防で固定されている箇所
では天井川になっていることも珍しくない。 対照的
に構造平野では, しばしば河川は掘り込んだ谷を流
下している。 よって, c付近に該当する地形断面は
ア, b付近に該当する地形断面はイとなる。 ⑥
よって、 正しい組合せは③となる。泉へ
問3
11 0
図1より、チェラプンジがインド東部に位置する
ことがわかる。 南西からの湿潤なモンスーン (季節
風) が吹き込む夏季に, 背後にそびえるヒマラヤ山
脈の風上側に当たるチェラプンジでは多量の降水が
もたらされる。また,サイクロンの接近もある地点
なので、降水の特徴としてはサが該当する。 海洋の
湿潤なモンスーンが数カ月にわたって卓越すること
を考慮すると,図5中で基準となる期間が長い場合
に降水量の極値を記録しているFがチェラプンジと
なる。
レユニオン島は、南半球の低緯度に位置している
ことから,年間を通して南東貿易風が卓越すると考
えられる。よって、降水の特徴としてはシが該当す
る。またシの文中に, 降水量の最大値が 「熱帯低気
圧の接近」 により観測されたことが明記されている
ので、図5中で数日程度の期間で最大値をとってい
るGがレユニオン島となる。
よって, 正しい組合せは ① となる。
問4
12 ③下の
一般に、気温の年較差は内陸部で大きく, 臨海部
で小さくなる。 いい換えると, 内陸部は臨海部と比
べて, 夏季に高温, 冬季に低温となる傾向がある。
したがって、内陸部に位置する (ii) の気温が概ね低く
なっているJを1月, 高くなっているKを7月とみ
なすことができる。ま創世)遺
次に,臨海部の西岸と東岸の気温の違いに着目す
る。高緯度の大陸西岸は,暖流が流入する影響で冬
季でも比較的暖かく、低緯度の大陸西岸は, 沖合を
寒流が流れるために夏季でも比較的涼しくなる。西
岸に位置する (i) の気温が, 冬季 (J) にとくに高く
なっているチを高緯度のP, 夏季 (K) に低くなっ
ているタを低緯度のQと判断する。
13
「よって, ③が破線 Q の7月の平均気温となる。て
問5
Wed
カリブ海の周辺海域などで発生し, 北アメリカに
襲来する強い熱帯低気圧であるハリケーンは,主に
沿岸部に甚大な被害をもたらすが, 上陸すると勢力
は急速に衰える傾向にある。 Rは沿岸部ではなく、
内陸部に分布していることから, ハリケーンではな
いと考えられる。 ブリザードは、極地や北アメリカ
北部などで見られる地吹雪を伴う強風 (暴風雪)の
ことである。 Rはアメリカ合衆国の北部ではなく
中央部に分布しているので, ブリザードではないと
考えられる。 トルネードは, アメリカ合衆国の平原
地帯で毎年多発している竜巻のことである。 よって
Rはトルネードである。
トルネードの発生メカニズムは完全に解明されて
いないが, カナダ方面から南下する寒気とメキシコ
湾方面から北上する暖気が接触するなどして大気が
不安定になると、積乱雲の下に発生することがある。
なるほど、理解しました!たくさん質問に回答していただき感謝しかないです、ありがとうございました!