物理
高校生
解決済み
5番の矢印を書いたところの式変化について教えてほしいです。
158
丸
50 電磁場中の粒子
直方体 (3辺の長さが a, b, c) の半
導体に図のように一様な磁束密度
Bの磁場を +z方向へかけた。次に,
Z
B
N
+y方向に電流Iを流し, x方向に
発生する電位差V (MN間) を測定
した。 種々のBの値に対する, Iと
Vの関係がグラフに示してある。
(1) グラフからVをIとBの関数
として表せ。 ただし, 比例定数を
α とする。 次に, αの値をグラフ
から読み取り, 有効数字2桁で単
位を付けて書け
y
M
b.
V〔mV〕
Bの単位
(T)
この関係式は次のような考察か
ら導くことができる。
にな
(2) 電流Iの担い手が電子だとする。
その運動はどちら向きか。 また,
88503020000
B=0.64
70
60
B=0.48
40
B=0.32
B=0.16
10
-I [mA]
1 2 3 4 5 6
電子の電荷を-e, 平均の速さを
個数密度をnとして, I をe, v, n などを用いて表せ。
(3)電子は磁場から力を受けて偏在するために電場が発生する。 電位
はMとNとでどちらが高いか。 また, 電位差 V[V] を v, Bなど
を用いて表せ。
(4)電流の担い手が正電荷+eをもつホールの場合、電位はMとN
とでどちらが高いか。
(5)α me, c で表せ。 また, nの値を有効数字2桁で求めよ。た
(工学院大)
だし,e=1.6×10-19 [C], c=1.0×10-4 〔m〕 とする。
vel (1)(2)(3)~(5)★
LECTURE
(1) 原点を通る直線のグラフだからV は I に比例し, V = k と表せる (1
は定数)。次に, グラフの傾きに対応するkはBの値によることに注目す
る。傾きはBに比例しているので, k1 = kB と表せる (k2は定数)。
以上をまとめると
V =kl=kBI
V = αBI ...... ①
k2こそαである。さて,グラフの右上の点を読むと,B=0.64, I = 6,
V=80 であり,① は
80 = α × 0.64 × 6
∴ α = 20.8 ≒ 21 〔V/T.A]
グラフ上のどの点を利用してもよい。 また, 単
位は α = V/BI より決めた。 mは消える。
[V]=[J/C]=[N·m/C] と [T] =〔N/(A・m)]
B の単位 [T] は
<F=IBI より
[N/ (A・m)〕とも書ける
を用いれば,21 〔m2/C〕 まで直せる。
基本単位で表せば 〔m²/(A・s)〕。
(2) 電子の動く向きは電流と逆向きだから,-y方向
a
電流は,ある断面を1s間に通り抜ける
電気量のこと。図のようなび〔m〕の範囲内
にある電子の数 n (acv)より
C
I = enacv...... ②
(3) 電子はローレンツ力 evB を+x方向に
受けるためMに集まってくる。 そこでM
は負に,Nは正に帯電する,よって, Nの
電位の方が高い。
A
N
evB
N → M の向きに電場Eができ,電子は
M
①
+
160
電磁気
M → Nの向きの静電気力を受ける。ローレンッ
力と静電気力がつり合うと電子の移動は止む。
evB = eE
Q. E = vB
MN間の電場は一様だから
V=Ea=vBa 〔V〕
とーが分離す
るとEができる。
コンデンサーと
似た状況。
eE
.....③
(4) 正電荷の場合,粒子 (ホール) は電流の向き
に流れ、ローレンツ力は+x方向に働く。 そ
こでホールはMに集まり, Mの電位が高く
なる。電位差 V はやはり③で表される。
V
evB
M
電子が電流の担い手 (キャリア) となって
いるのが n型半導体であり,ホール (正孔と
もいう)が担い手となっているのがp型半導体である。M と N の電位の高
低から両者が判別できる。
(5) ③ ②よりを消去して
V=
1
enc
BI
a =
enc
.. n=
≒3.0×102 [個/m3]
1.6×10 - 19×1.0×10 -4 × 20.8
eca
ホール (hole) は原子から1つの電子が抜けた跡でありそれが半導体内を移動し
ていく。それを+eの粒子の移動としてとらえることができる。
ホール効果 (Hall 効果) は磁場中で導体に電流を流すと, 電流に垂直な方向で
位差が生じることをHallが発見したことによる。
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