現代文
高校生
解決済み

羅生門にでてくる下人は正義感から最終的に何に変わったのでしょうか?

羅生門 論作文

回答

✨ ベストアンサー ✨

完全な悪人になった、もしくは人間性を捨てたと考えられています。
最後の「下人の行方は、誰も知らない。」という言葉には、「下人は我々の表の世界から離れて、裏側の世界(闇の世界、悪の世界)へ行ってしまい、普通の世界に住んでいる私達にはもう追うことができない」という意味が込められていると先生がおっしゃっていました。
また、最初が「暮方」という「昼(表)と夜(裏)の境界」で始まるのに対し、最後は「黒洞々たる夜」で終わることも下人が闇の世界へ行ってしまったことを暗示しています。
そして、羅生門を下人が登るときの「猫のように」「ヤモリのように」も、下人がやがて人間性を捨ててしまうことの伏線となっています。
よって、最初に書いたとおり、人間性を捨てて悪人となったと思われます。

長文失礼しました(_ _)
質問などがあれば遠慮なく聞いてください。

ねむ

人間性を捨てて悪人になったのは、老婆の影響なのでしょうか?

ゆうり

その影響もあります。
老婆が下人に問い詰められたとき、彼女は主に2つの理由からなる言い訳をしました。
その内容とは、
①悪いことをしたら悪いことをされても仕方ない(髪を抜かれた女性は他人に蛇を魚と偽って売ったから、死後に髪を抜かれても仕方ない)
➁生きていくためならば、悪事をすることも仕方がない(餓死するくらいなら、女性の髪を抜いてカツラにするのも仕方ない)
というものです。
この両方の内容が、ちょうど下人の現在の状況に当てはまってしまったわけです。
下人は、
①老婆は死体の髪を抜くという悪事を行っているので、こちらが悪いことをしてもいい。
➁仕事がなくなってしまっているため収入がなく、餓死するか否かの瀬戸際である。
……という老婆の理論のもと、悪人になったといえます。

ねむ

なるほど!詳しく説明していただきありがとうございます。下人が変やった理由がわかってよかったです。

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