91
下の表は,水に対する気体の溶解度を表したものであり,それそぞれの数値は1.013
×10°Paにおける水1Lに溶ける気体の体積[mL] を標準状態に換算したものである。これ
について,次の問1~3に答えよ。標準状態の気体のモル体積を22.4L/molとし,計算値は
小数点第1位まで求めよ。 また, 気体は理想気体とし, ヘンリーの法則が成り立つものとする。
問1 表中のa, b, cは, 0℃, 20℃, 50 | 温度[℃]
℃のいずれかを示している。0℃は, ど
の記号に該当するか。
問2 0℃, 4.052×10Paの水素が水200mL
に接しているとき,この水に溶けている水素の体積は, この条件下で何mLか。
問3 窒素と酸素の体積比が4:1である空気が, 20℃, 1.013×10°Paで水1Lと接している
とき,この水に溶けている酸素のモル濃度 [mol/L] を求めよ。
水素
窒素
酸素
a
16
11
21
b
18
15
31
C
21
23
49
(藤田保健衛生大(医)) 3分
90 問1(i)~()の比例定数をん,k, k。とす
呉差が生じる)
-ペンタ)ー。
s.H. Oからな。
16.8
(mol] ×22400 mL
1.013×10°(Pa)
4.052×10(Pa]
22400
A 問題
|=42(mL)
mol人
mL (0℃,1.013×10Pa)
mbfoe, 1052×10Pa)
ると、
(i)Na=k,P
(i)Na=k,C
()m=k;C となる。
平衡状態では Nx=Na なので, kP=k.C
問3 20℃ で酸素は1.013× 10Paのとき水1Lに
31
-mol溶ける。空気はN2とO2の物質量比が 4:1
22400
なので,酸素分圧は 1.013×10°x,Pa である。
1
4+1
ヘンリーの法則より, 酸素のモル濃度は、
k。
これと(道)より, m=k,xp
kks
式(1)と比較すると, k=-
問2 気体の分子量をMとすると,溶解した気体の
体積は状態方程式より,次のように表すことがで
きる。
と表せる。
k。
1.013×10°×
[Pa
31
22400
-=2.76×10-[mol/L]
1.013×10°(Pa)
92 1:12:100
コロイド粒子は光を散乱し, 光った点として
観測される。熱運動をしている溶媒分子がいろいろ
な方向からコロイド粒子に衝突するので, 光った点
は不規則に動く。
解説 一般に直径が1nm~100nm程度の粒子をコロ
イド粒子という。下線部は, ブラウン運動について
説明する。
m RT
Po=
ここに式(1)を代入すると,
kP
-RT よって,v=
M
kRT
M
Pv=
むはPによらず一定となる。
問3 全圧をP 溶けているXの質量をmx, Yの質
量をm,とする。また, 式(1)での比例定数をXにつ
いてk, Yについてyとすると, mは分圧に比例す
るので、
は18㎡L/md.
93 問1 (ア) 6 (イ) (ウ)② 問2
解説 コロイドは, コロイド粒子とコロイド粒子を
均一に分散させる物質からなる。 前者を分散質, 後
者を分散媒という。
流動性をもつコロイドをゾル, ゾルが固化して流
動性を失ったものをゲルという。
問1(ア) 霧は空気を分散媒とし、水が分散質である。
よって,6となる。 分散媒が気体のコロイドを
エーロゾルという。
(イ)牛乳は水を分散媒とし、 乳脂肪が主な分散質
である。
よって, ⑤となる。 ⑤のようなものは乳濁液(エ
マルション)という。
(ウ)墨汁は水を分散媒とし, 炭素が分散質である。
よって, ② となる。 ②のようなものは懸濁液(サ
スペンション)という。
なお,Dの代表例に着色グラス,③の代表例に煙。
のの代表例にゼリー, ⑦の代表例にスポンジ、 ③の
代表例に泡がある。
問2 9のような気体どうしの組み合わせでは, 分
子の拡散によって, 最終的には均一な混合気体とな
my=k P) となる。
x+y
これらより,mx:my=kyx: k,y となりなとん,が
異なるから,mxとm,の比が x:y にはならない。
問4 アンモニアのように, 水によく溶ける気体
は、問1の(i)が成り立たず, ヘンリーの法則は成
り立たない。
91 問1c 問2 4.2mL 問3 2.8×10~mol/L
解説 問1 気体の溶解度は, 温度が高くなると小
さくなる。よって温度は, a (50℃), b(20℃), c(0℃)
問2 0℃ で水素は1.013×10Paのとき, 水1Lに
, 木
764
21
mol溶ける。ヘンリーの法則より, 今回の条
22400
件では、
21
-X
22400
4.052×10°(Pa)
1.013×10°(Pa)
200 [mL (水)]
1000[mL(水))
16.8
(mol] が溶解する。
22400
る。
これを,0℃,4.052×10°Paでの体積に換算すると,
ポイルの法則より,
第1章
理論化学
納得しました!ありがとうございます!