|7](配点 19)
1
第4問 次の文章を読み、問い(問1~4)に答えよ。[解答番号
谷横1.64 Lの容器がある。この容器内に、清浄な銅の微粉末 0.17g を密封したガラス球(ガラス
球の占める体積は無視できる)を置いて真空にした後,酸素を導入して圧力を0.20×10° Pa にし
朔とマグネシウムの性質を調べるために、次のような実験を行った。温度600 Kに保たれた内
だ。このガラス球を割った時の時間を0分として,圧力変化を調べたところ,図1の実線のよう
に時間とともに圧力の減少が起こり、 粉末の色に変化が見られた。圧力変化がなくなったとこ
うで容器を再び真空にし,次に水素を 1.0×10° Pa まで導入すると, 再び粉末は元の光沢にもどっ
たが,圧力は1.0×10° Pa のままであった。
0.22
0.20
0.18
0.16
0.14
0.12
同様に,ガラス球に密封したマグネシ
ウムの清浄な微粉末0.16gを用いて調
銅
べたところ,上と同じ 0.20×10° Pa の酸
カ 0.10
0.08
0.06
0.04
0.02
0
01234 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
素を導入したときの圧力の減少は図1の
マグネシウム.
破線のようになり,粉末の色に変化が
見られた。圧カの減少がなくなったとこ
ろで,容器を真空にしてから水素を
時間(分)
図 1
1.0×10° Pa まで導入したが, 圧力は
1.0×10° Pa のままで粉末の色にも変化がなかった。
問1
下線部(a)および(b)について, 変化した後の粉末の色の組合せとして最も適当なものを, 次
の0~0のうちから一つ選べ。
イ
0
の
の
赤
赤
赤
黒
白
白
赤
黒
赤
黒
白
赤
黒
問2 各反応で酸素の圧力が減少している初期の段階において, マグネシウムとの反応に伴う酸
素の減少速度は, 銅との反応に伴う酸素の減少速度の何倍か。最も適当な数値を, 次の①
~6のうちから一つ選べ。
2
(3/ 12.5
の 25
の 5
Vcu Deeroe
0 2.5
6 50
6 75
0,00%x10°
5
0.05
Vng. 205x10
0.05x10
0-00%
/2.5
164| 第17章 実践演習 (第2)
酸素田R(×10 Pa)
2
第4問
問1
問2
2
問3
3
4
1
Re21,24,27,71
5
問4
6
b
7
a
問題文のポイント…問 4aより
+冷却して液商が生じるまで,水はすべて気
体で存在するため,温度と圧力は状態方程
式に従って変化することを読み取る。
こニーー-ー-ー
図2は水の蒸気圧曲線である。気体の水 0.10 mol を!!
i内容積 8.3Lの容器に入れ,温度を127℃に保った。次上!
iに容器を徐々に冷却すると, ある温度で水滴が現れたが
「そのまま冷却を続け、27℃まで冷却した。!容器内の気
2.8
2,6
2.4
水 2.2
の 2.0
蒸 1.8
気 1.6
圧 1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
a
体の水の一部が液体になる温度は何℃か。最も適当な数
値を,次の0~Oのうちから一つ選べ。ただし, 気体
定数は R=8.3×10° Pa·L/(mol·K)とする。
6
30
50 70
温度(C)
10
90
110 130
図 2
解説
下線部(a)について, 反応後に酸素が残っているこ
とから,銅は酸素と十分に反応して,黒色の酸化
銅(II)が生じたと考えられる。また, 下線部(b)も
同様に,マグネシウムは酸素と十分に反応して白
色の酸化マグネシウムが生じたと考えられる。
よって,組合せとして最も適当なものは, ⑥.
問2 銅と酸素の反応について, 図1より5分後の酸素
の圧力は 0.18×10° Pa なので、
圧力の値は 0.80×10° Pa(8.0×10* Pa)に近づく。
よって,3]8,4] 0, E5
液滴が生じるまで水は気体であり,温度と圧
力は気体の状態方程式に従って変化する。
p×8.3 L=0.10 mol×8.3×10° Pa·L/(mol·K)×T
問1
問4
a
p=100×T
絶対温度T[K] をセルシウス温度[℃]で表すと,
会TIK] =t[℃]+273 より,
0.20×10° Pa-0.18×10° Pa
合 5分
=0.004×10° Pa/分
マグネシウムと酸素の反応も同様に, 図1より 1
分後の酸素の圧力は 0.15×10° Pa なので,
0.20×10° Pa-0.15×10° Pa
1分
p=100(t+273)=D100t+0.273×10°
Vcu=
この一次関
2.8
2.6
数を,水の
2.4
水 2.2
蒸気圧曲線
2.0
に重ねると 気 1.8
圧 1.6
マ1.4
なり,水蒸 12
E0.8
図のように
UMg
=0.05×10° Pa/分
0.05×10° Pa/分
0.004×10° Pa/分
問3 酸素と水素の混合気体との反応であり, 酸素, 水
気の圧力が
0.6
UMg
-=12.5g
蒸気圧と等
しくなった
とき(約70
0.4
0.2
Vcu
0 10
30
50
70
90
110 130
素と順に反応する。
温度(C)
℃)に液滴
2Cu + O2 -→ 2CuO
CuO + He -→ Cu + H:O
これらの反応式より, 1mol の O。 が反応して生
成した2mol の CuO をすべて還元して Cu にす
るには, 2mol の H2が必要であることがわかる。
一方,分圧の比(物質量の比)がO2: H2=1:4で
あるため,すべての CuO は Cuにもどる。
結果として,水素と酸素が反応して, 水が生成す
*る反応が起こることになる。また, 600 Kで実験
しているため,水はすべて気体である。
が生じ始める。
よって, 最も適当な数値は, ③。
b 温度一定のもと, すべて気体の状態でピスト
ンをゆっくり押し, 体積を減少させている間はボ
イルの法則に従って体積と圧力は反比例する。ま
た,液体が生じ気液平衡の状態でピストンを押し
ているときは, 体積が減少しても気体の圧力は飽
和蒸気圧を保ち一定となる。
よって,グラフとして最も適当なものは, @。
2H2 +
O2 →
2H.O
(反応前)
0.80
0.20
0
(×10° Pa)
(変化量) -0.40
-0.20
+0.40(×10°P )
(反応後)
0.40
0
0.40 (×10° Pa)
の
の
② 減少速度は時間に比例しているため、減少している間の圧力であれば何分の時点のもので計算しても同じ値になります。
(銅の減少速度なら問題のように5分で計算しても0.004×10^5Pa/分になるし、1分時点で計算しても0.004×10^5Pa/分になるということ)
ですからどこでもいいんですが、今回のグラフの場合銅の場合は5分、マグネシウムの場合は1分のときにきれいに横軸の値が読めるのでこれを使っています。