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まず、基礎事項(指針にも書かれていますが)
脳下垂体前葉から甲状腺刺激ホルモンが分泌され、このホルモンが甲状腺を刺激することに
よって、甲状腺からチロキシンというホルモンが分泌されます。
チロキシンはおたまじゃくしのように、両生類の変態を促進します。
変態とは、オタマジャクシでいうと、オタマジャクシがカエルになることです。
で、問題で①②③を行ったところ、どれもカエルにはならなかった(変態しなかった)、と書かれていますが、なぜ、①②③を行うと変態が起きなかったのでしょうか?
理由は、
①は、甲状腺を切除したことにより、チロキシンが分泌されなくなったから。
チロキシンが分泌されることによって(あることによって)、変態が起きるのですよね。
②は、脳下垂体を切除したことにより、脳下垂体から甲状腺刺激ホルモンが分泌されなくな
ったため、甲状腺からチロキシンが分泌されなくなったから。
甲状腺は甲状腺刺激ホルモンがないと、チロキシンを分泌しないですよね。
③①②を合わせた理由です
では、問題を解いていく。
(a)正常なカエルの甲状腺をすりつぶし、その抽出液を注射した。
正常なカエルの甲状腺には、チロキシンが含まれているため、
(a)では、①②③にチロキシンを注射した、ということになる
(a)+①すなわち、チロキシン+①
①では、チロキシンがないからオタマジャクシは変態しなかったのですよね。
今回、チロキシンを注射したから、オタマジャクシは変態することになります。
(a)+②すなわち、チロキシン+②
②では、甲状腺刺激ホルモンがないことにより、チロキシンが分泌されなくなった
ことが原因でオタマジャクシは変態しなかったのですよね。
チロキシンを注射したことで、オタマジャクシの体の中にチロキシンが入って来た
ので、オタマジャクシは変態することになります。
(a)+③すなわち、チロキシン+③
③では、甲状腺刺激ホルモンもチロキシンもないですが、注射により、オタマジャ
クシの体の中に、変態に必要なチロキシンが入って来たので、オタマジャクシは変
態することになります。
続く
(b)正常なカエルの脳下垂体をすりつぶし、その抽出液を注射した。
正常なカエルの脳下垂体には、甲状腺刺激ホルモンが含まれているため、
(b)では、①②③に甲状腺刺激ホルモンを注射した、ということになる
(b)+①すなわち、甲状腺刺激ホルモン+①
①では、甲状腺がない、すなわちチロキシンを分泌できないことが原因でしたよね。
今回、甲状腺刺激ホルモンを注射しましたが、甲状腺がないことにはかわりがないの
で、チロキシンを分泌できません。すなわち、オタマジャクシの体の中にチロキシン
は存在しないので、オタマジャクシは変態しません。
(b)+②すなわち、甲状腺刺激ホルモン+②
②では、甲状腺刺激ホルモンがないことにより、チロキシンが分泌されなくなった
(甲状腺はあるけど、刺激されないからチロキシンを作らなかった)
ことが原因でオタマジャクシは変態しなかったのですよね。
今回、甲状腺刺激ホルモンを注射したから、甲状腺は刺激され、チロキシンを分泌し
ます。すなわち、オタマジャクシは変態します。
(b)+③すなわち、甲状腺刺激ホルモン+③
③では、甲状腺刺激ホルモンが分泌されず、チロキシンも分泌されない(甲状腺は
ない)ことが原因でしたよね。
今回、甲状腺刺激ホルモンを注射したが、甲状腺がないことにはかわりないので、
チロキシンは分泌されません。すなわち、オタマジャクシは変態しません。
分からなければ遠慮なく質問してください