本好き必見!! 道徳 母の卵焼き

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こと

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中学全学年

道徳で感動した話を載せてみました。
最後のカッコにはなんて言葉が入るかっていう話です。皆さんならなんて叫びますか?教えて下さい!

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ノートテキスト

ページ1:

道徳資料「母の卵焼き」
僕の母は、昔から身体が弱い。
そんな母が毎日学校に持っていく弁当を作ってくれた。
お世辞にも華やかとはいえない、食事の残り物を詰めただけの見栄えの
悪いものばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、いつも隠して食べていた。
ある朝、母がいつになく嬉しそうな表情でこう言った。
「今日は健一の大好きな卵焼き入れといたよ」
僕は弁当を持ってそのまま学校へ行った。
昼の弁当の時間になり、みんなより先に席に着くとこっそり中身を確認し
た。
すると表面が茶色く焦げた卵焼きが弁当箱の横に寄り、押しつぶされそう
にかたよっていた。
ぐちゃっとなった卵焼きは色どりも形も悪く、とたんに健一は恥ずかしく
なった。みんなの前でとても食べられなかった。
その日、ティッシュにくるんで、こっそりと教室のゴミ箱へ捨てた。
家に帰ると母は僕に「今日のお弁当おいしかった?」と尋ねてきた。
僕はその時なんとなくイライラしていた。
いつもの母の弁当に対するうっぷんもたまっていたので、つい
「うるさいなあ!あんな恥ずかしい弁当もう作らなくていいよ!」
と声を荒げて言ってしまった。
母は悲しそうな目をして「今まで気づかなくてごめんね・・・」と言い、
次の日から弁当を作らなくなった。
次の日から、僕が朝の残りを適当に弁当箱に詰め持っていくことにした。
母は(おかずにしてね・・)という思いなのだろう、朝焼いてくれた卵焼
きを皿にのせそっと置いてくれていた。
しかし、相変わらず見た目の悪い卵焼きは弁当箱にはいれなかった。
弁当を詰め終えたあと、皿の卵焼きに箸を入れ一口食べた。
僕の大好きな甘い卵焼きだった。
その日の朝、何も言わずに家を出て学校に向かった。

ページ2:

その日は朝から雨だった。なんとなく憂うつな気分のまま授業が進んだ。
4時間目の国語の授業中、突然担任の先生が駆け足で教室に入ってきた。
「健一 「ちょっと・・」
「救急病院から電話だ。お母さんが・・、すぐ支度をして行け」
その日、母は台所で倒れた。
救急車で運ばれたが、間に合わず息をひきとった。
その日、母は死んだ。
僕の知らないパーキンソン病という病気だった。
その日の夜、病院から母の遺体を引き取り、夜遅く父と帰った。
とても疲れていた。
台所には、朝母が作ってくれた卵焼きが皿の上にのっていた。
見た目の悪い卵焼きが、静かに健一を出向かえていた。
まるで母が「おかえり・・」と言っているようだった。
昼に食べられなかった自分の弁当箱を出し、フタを開けた。
自分で詰めた弁当には箸をつけず、僕は残っていた皿の卵焼きを食べた。
次から次へと涙があふれた。
甘いはずの卵焼きは、しょっぱく感じた。
二度と味わえない母の卵焼きを、僕は永遠に噛みしめた。
*パーキンソン病
パーキンソン病は、手足の震えや筋肉のこわばりなど、運動機能
に障害が現れる病気です。「手足が震える」「動作が遅くなる」
といった自覚症状が体の片側から出始め、次第に反対側に広がっ
ていくという特徴があり、ゆっくりと進行します。
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