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ある生物群 (A~Eの5種) は、 共通の祖先Pから分岐して生じ
たと考えられている。 図1はその生物群のDNAの遺伝情報
に基づく分子系統樹を示している。
祖先P
C
問2 生物の系統関係は形態や発生等の特徴を比較することでも推
定できる。 表2はある生物P と上記の生物 5種 (A~E) に関す
る形態的特徴を示している。 ○は特徴をもつこ
と, xは特徴をもたないことを示す。 ただし, 生
物Pの特徴はすべて祖先状態である×とし, これ
らの進化は複数回生じないこととする。 これら
の情報を使って系統樹 (形態系統樹) を推定し
た。 適切な系統樹を図2の①~ ⑨の中から1つ
選びなさい。 2
B
A
図1 DNAの遺伝情報をもとにした分子系統樹
形質1
形質2 形質3 形質4 形質5 形質6
P
×
×
×
x
×
×
A
x
○
○
×
○
×
B
×
×
×
×
C
×
○
×
○
×
×
D
○
O
×
○
×
O
E
×
×
x
C B
E
B
DE C A B
D
B A D E
44
E B
D
A
144
図2
問3 推定された形態系統樹と分子系統樹 (図1)との比較を行い, 形質 4, 5,6の進化について議論した。
次の説明文 (a)~ (f) の中から適切な記述をすべて選びなさい。 なお, 系統樹上で形質の進化を議論する
場合、その変化数を最小にする仮説を用い、 形質の獲得も、形質の喪失もそれぞれ変化数1として考え
る。 3
0
(a) 分子系統樹(図1) が正しいと仮定すると, 形質 4 は生物 A~E の共通の祖先で獲得され, その後生物 A
a
とBの共通の祖先で失われたものである。
(b)形態系統樹が正しいと仮定すると, 形質 4 は生物 A~E の共通の祖先で獲得され, その後生物 AとB
の共通の祖先で失われたものである。
(c) 分子系統樹(図1) が正しいと仮定すると, 形質は生物AとBの共通の祖先で獲得され、 その後生物
Bで失われたものである。
(d) 形態系統樹が正しいと仮定すると, 形質5は生物AとBの共通の祖先で獲得され, その後生物Bで失
われたものである。
(e). 分子系統樹 (図1)が正しいと仮定すると,形質は生物DとEで独立に獲得されたか, あるいは生物
A~Eの共通の祖先で獲得され, その後生物 A,BとCの共通の祖先で失われたものである。
(f) 形態系統樹が正しいと仮定すると,形質6は生物DとEの共通の祖先に由来するものである。
①abc ②acd ③ace ④acf ⑤aef ⑥bce
⑦7bcf
⑧ bdf
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