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A うつくしきもの 瓜に描きた
一次の文章を読んで後の問いに答えなさい。
の子のねず鳴きするにをどり来る。
ミ
つばかりなるちごの、 いそぎてひ来る道に、いと小さきのありけるを、めざとに見つけて、
【枕草子】
いとをかしげなる指にとらへて、大人ごとに見せたる、いとうつくし。 頭はあまそぎなるちごの、
目に髪のおほへるを、かきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるもうつくし。
私の心…利己心
B かたはらよりいふことは、 いとよくあたるものなり。かの人おとろへ給ひしと言へど、綾見
でもさはおもはず。かれは今かくすれど、後には悔い思ふべしなどへど、しらざるものぞか
私の心になくば、かたはらにて見るとおなじかるべし。
じょうのむつのかみやすもり
終わったらちょっと一息つこか
し 城陸奥守は、 双なき馬乗りなりけり。 馬をひき出させけるに、足をそろへて、 しきみ
ゆらりとゆるを見ては、 これはいさめる馬なりとてくらを置きかへさせけり。また、足を
のべて、 しきみにけあてぬれば、これは鈍くしてあやまちあるべしとて乗らざりけり。 道を知
ざん人、かばかり恐れなんや。
1
しゅんかんそう
鬼が島に流されていた三人のうち、 俊寛僧都をのぞき、他の二人が許されて都に帰るこ
とになった。 その船出のときのことである。)
ともづな解いて押しいだせば、僧都網にとりつき、腰になり、脇になり、 たけの立つまでは
引かれていたけも及ばずなりければ、船にとりつき、「さて、いかにをを
をば
5
にててたまふか。これほど薄情とこそ思はざりつれ。日ごろの情けも今は何ならず。5
ただ理をまげて乗せたまへ。せめては九国の地まで。」とくどかれけれども、都のお使ひ、「い
かにもかなひ候ふまじ。」とて、 とりつきたまへる手を引きのけて、船をばつるにこざいだす。
僧都せん方なさに、 なぎさに上がり、倒れ伏し、幼きものの乳母や母などを慕ふやうに、足ず
りをして、「これ乗せてゆけ。具してゆけ。」とをめき叫べども、こぎゆく船の習ひにて、 跡は
白波ばかりなり
□Aの文章の大人ごとに見せたる の主語にあたるものを次の中から選んで、 記号で答
えなさい。
ア
ア雀の子 イ 二つ三つばかりなるちご
小さき
エ あまそぎなるちご
□ Bの文章には人物が二か所ある。 その最初の三文字を書きなさい。
Ph.
□ Cの文章中のばかり恐れなんや 「や」の文法上の意味を書きなさい。
Dの文章中の情こそ思はざりつれに見られる 「こそ」と「つれ」の関係を何と
言うか。
文章中のくどかれけれどもの気持ちとして最適なものを次の中から選んで記
答えなさい。
の原因となった自分の罪を後悔する気持ち。
助けてもらえないと悟ってあきらめた気持ち。
ウにすがってでも助かりたいという気持ち。
必死になって助かろうという自分をみじめに思う気持ち。
曲がろうという自分
【花月草紙】
【平家物語】 1
n
12.
復習編
実戦場