12. ファージの実験 5分
バクテリオファージ(ファージ) は, DNA (デオキシリボ核酸)とタンパク
質で構成されている。ファージと大腸菌を用いて次の実験 1・実験2を行った。
【実験1】 ファージのDNAを物質 X, ファージのタンパク質を物質Yで,それぞれ後で区別できるよ
うに目印をつけた。このファージを,培養液中の大腸菌に感染させた。5分後に激しくかくはんして
大腸菌に付着したファージを振り落とした後,遠心分離して大腸菌を沈殿させた。沈殿した大腸菌を
調べたところ,物質 X が検出されたが,物質Yはほとんど検出されなかった。また,上澄みを調べ
たところ,物質 X, 物質 Y のどちらも検出された。
【実験2】 実験1で沈殿した大腸菌を, 新しい培養液中でかくはんし培養したところ, 3時間後にすべ
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ての大腸菌の菌体が壊れた。 その後に、 培養液を遠心分離して, 壊れた大腸菌を沈殿させ,上澄みを
調べたところ, ファージは実験1で最初に感染に用いた数の数千倍になっていた。
問1 実験12から考察されることとして適当なものを,次の①~⑥のうちから二つ選べ。
① ファージのタンパク質とファージのDNAは,かたく結びついて離れない。
② ファージの DNA は, 感染後5分以内に大腸菌に入る。
③ ファージのDNAは,大腸菌の表面で増える。
④ ファージのタンパク質は,大腸菌が増えるために必須である。
⑤ ファージのタンパク質は,大腸菌の中でつくられる。
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⑥ 実験2で得られた上澄みをそのまま培養すると, ファージが増え続け, 3時間後には,さらに数
千倍になると考えられる。