ある。こ
ーと,
こ
TYP
A
中和反応の反応エンタルピーは,H+ (酸)の物質量とOH
(塩基)の物質量のうち,少ないほうで決まる。
a
中和エンタルピーとは酸のHと塩基 OH が反応して水
H2O1mol を生じるときの反応エンタルピーである。 強酸・強
基の中和による中和エンタルピーは、酸塩基の種類に関係なく、ほぼ一
定の値を示す。
Htag + OH-ag
→
H2O (液) AH=-56.5kJ
ところで,加えた酸のH+の物質量と塩基のOHの物質量に過不足がある
場合、物質量の少ないほうが限定条件となり, 生成物の量が決定される。
ゆえに、HとOHの物質量をそれぞれ計算し,その少ないほうの物質量に
中和熱(中和エンタルピーの符号を変えたもの)をかけて発熱量を求める
例題
中和反応の発熱量
0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100mL に, 0.20mol/Lの塩酸 100
mLを加えて中和したときの発熱量を求めよ。ただし、強酸と強塩基の水溶液
による中和エンタルピーは,-56.5kJ/mol とする。
【解き方 強酸・強塩基の水溶液の中和エンタルピーを表す熱化学反応式は,
H2O (液) AH= - 56.5kJ
→
H*aq + OH aq
酸の出す H+ と塩基の出す OHの物質量はそれぞれ次のようになる。
CHAP.
5
エンタルピーと熱化学反応式
TYPE
063
064
2065
066
067
068
100
H+0.20 ×
=
= 0.020 mol
1000
AH-436
OH;0.10 ×
100
= 0.010 mol
1000
これより
4
OHがすべて中和されるため,中和反応
の物質量のほうが少ない。
で生じる H2O は 0.010 mol である。
したがって, 0.010mol分の中和反応による発熱量は,
56.5kJ/mol × 0.010mol = 0.5650.57kJ
JJ
JL A
答 0.57kJ
<類題34 強酸と強塩基の水溶液による中和エンタルピーは-56.5kJ/molである。
いま。 0.20mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100mL と, 0.20mol/L硫酸水溶液
100mLを混合したときに発生する熱量は何kJ か。
(解答 別冊 p.11)
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