成長した武士団の中でも、天皇の子孫である
源氏と平氏が有力でした。 11世紀後半には,
とうぼく
ぜん く
5 東北地方の武士どうしの争いをきっかけにした大きな戦乱 (前九
しょうえん
武士団と荘園
ねんかっせん
こ さんねん
年合戦 後三年合戦)が起こりました。 この争いをしずめた源氏
.
みなもとのよしいえ
いわて
の源義家が東日本に勢力を広げ, 東北地方では平泉(岩手県)を
きょてん
おうしゅうふじわらし
3
拠点に成長した奥州藤原氏が力を持ちました。 12世紀前半には、
かいぞく
瀬戸内海の海賊をしずめた平氏が西日本に勢力をのばしました。
10 地方の武士は、地位や武力を利用して土地の開発を進め、領地」
き しん
を都の皇族や貴族, 寺社(寺や神社)に寄進しました。 こうした
1070
園では, 武士が年貢を農民から集めて納めるかわりにその土地を
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支配する権利を保護してもらい、 力をのばしました。 一方, 荘園
こくし
こうりょう
以外の国司が支配する土地(公領) でも、武士が犯罪の取りしまり
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や年貢の取り立てを任されるようになりました。
やかた
こうして11世紀の後半には, 武士は荘園や公領に館を築いて
地方の社会の中心になっていきました。