【Q35】
占有権に関する次の記述のうち、妥当なものは
どれか。 ただし、争いのあるものは判例の見解によ
る。(地方上級(全国型) : 平成19年度)
1 占有権は、物の事実的支配に基づいて認められる
権利であるから、被相続人の支配の中にあった物で
あっても、相続人が実際に物を支配していないた
め、占有権は相続の対象とはならない。
2 占有者がその占有を妨害されたときは、占有保持
の訴えにより、 その妨害の停止を請求することはで
きるが、損害の賠償を請求することはできない。
3 占有者がその占有を妨害されるおそれがあるとき
は、占有保全の訴えにより、 その妨害の予防または
損害の賠償を請求することができる。
4 占有者がその占有を奪われたときは、 占有回収の
訴えにより、損害の賠償を請求することができる
が、悪意の占有者はこの占有回収の訴えを提起する
ことはできない。
5 相手から占有の訴えを提起された場合、被告が本
権を理由とする防御方法を主張することは許されな
いが、被告が本権に基づいて反訴を提起することは
許される。